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 マンション管理士及び管理業務主任者の受験体験を基にして、両資格の学習方法、重要論点、合格に向けた考え方について研究しています。

インプットに時間を掛け過ぎないこと

インプットに時間を掛け過ぎると挫折し易い

 資格試験の学習において知識のインプットに時間を掛け過ぎると、学習期間の途中で挫折したり失敗したりする可能性が高くなります。学習の初期段階では、基本書によるインプットは概要をつかむ程度に流し、速やかに過去問に取り組む方が効率的に学習出来ます。ある程度のスピード感を持って学習する方が合格する可能性が高まります。

 一般的に資格試験の学習と言うと、まず基本書や教科書の通読から始める方が多いと思います。これは義務教育を受けた時の習慣の名残りかも知れません。私達はどうも、教科書を読んで十分に理解してからでないと問題集に取り掛かってはならない、という呪縛にとらわれているように思います。

 資格試験に失敗する主な要因の一は、様々な理由で学習を途中で止めてしまうことです。学習が続かない理由は、飽きたり、興味が薄れたり、意欲を無くしたりすることが考えられます。途中で飽きてしまう理由は、分厚い基本書を通読する学習方法が単調だからです。また、挫折する理由は、基本書を通読することにかなりの時間を要する割に、思ったほど理解が進まないからです。

 資格試験に慣れていない方は、まず基本書を通読して十分に理解することが先決であると考えがちです。基本書を十分に理解しようとする姿勢自体は正しいのですが、インプット偏重主義が効率的な学習を阻害しています。

分厚い基本書を通読する弊害

 分厚い基本書を通読する学習方法には以下の弊害があります。

  • 基本書を通読すること自体にかなりの時間を要する。
  • 基本書の中盤以降を読む頃には始めの方の内容を忘れている。
  • 基本書を読むだけでは理解が進んだかどうかが分からない。
  • 基本書を読むのに飽きてしまい、途中で挫折する要因となる。

 マンション管理士の試験範囲は、民法、区分所有法、マンション管理適正化法などの法律分野、税務、仕訳などの会計分野、建築設備、建物知識などの建築分野というように、広範囲に渡っています。基本書のページ数は試験範囲の広さに比例して多くなり、分厚いものになっています。

過去問から重要論点を知る

 基本書を暗記しようとしたり、完全に理解しようとしたりして通読しても、そんなに頭に入るものではありません。それよりも過去問を解いて重要な論点が何であるかを知る方が先決です。論点が分かれば対応策が立てられます。基本書は、過去問の正解や解説を読んでも理解しにくい場合や、疑問点を解決する為に、必要に応じて部分的に読む方が効率良く学習出来ます。

 学習の初期段階では、基本書の内容の中でどこが重要でどこがあまり重要でないとか、どこがよく出題されてどこがあまり出題されない、などということは分かりません。その為、基本書の通読に時間を掛けても、思ったほど効果が出ません。基本書の通読は、大体どんなことが書かれているか概要をつかむ程度に流して、すぐに過去問学習に入ることが効率的に学習するポイントです。

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