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 マンション管理士及び管理業務主任者の受験体験を基にして、両資格の学習方法、重要論点、合格に向けた考え方について研究しています。

マンション管理士試験とは

前提法律と実施機関

 マンション管理士試験とは、「マンションの管理の適正化の推進に関する法律」に基づき、マンション管理士となる資格を有するかどうかを判定する国家試験です。国土交通大臣が指定する試験機関である、「財団法人マンション管理センター」が実施します。

受験申込から合格発表までの流れ

 申込から受験、発表までの流れは以下のようになります。

受験案内・申込書配布機関:8月初旬から9月末まで。
申込受付期間:9月初旬から9月末まで。
申込締切日:9月末。
受験票の発送:11月初旬。
試験日:11月下旬の日曜日。
合格発表:翌年の1月中旬。

試験概要
受験資格

 本試験は、年齢、性別、学歴、国籍、経験等は一切問いません。誰でも受験出来ます。但し、マンション管理適正化法に記載された不適格者に該当する方は、マンション管理士として登録することは出来ません。

出題範囲

マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
管理組合の運営の円滑化に関すること
マンションの建物及び附属設備の構造及び設備に関すること
マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること

 受験手数料

 受験料は9400円です。(2009年時点)

試験の実施方法

50問4肢択一による筆記試験です。試験の一部免除者については45問となります。
全国の8試験地において、同一の問題で同時に行います。
試験地は、札幌市、仙台市、東京都、名古屋市、大阪市、広島市、福岡市、那覇市です。
解答方式は、マークシート方式です。
参考書等の参照、計算機類の使用は出来ません。
試験時間中の途中退出は出来ません。

最新の試験情報は、財団法人マンション管理センターのサイトを参照下さい。

瑕疵修補請求とは

瑕疵修補請求が出来る場合と出来ない場合

 世間の一般論では、家を建てたり購入したりして、万が一不具合があれば、当然に修補請求が出来ると思いがちです。しかし実際には契約形態や前提となる法律によって、瑕疵修補請求が出来る場合と出来ない場合とがあります。

民法が適用される場合

(1)売買契約で住宅を購入し、瑕疵が存在した場合、損害賠償請求や契約解除は出来ますが、瑕疵修補請求は当然には出来ません。アフターサービスの契約を別途締結している場合は、瑕疵修補請求が出来ます。

(2)請負契約で住宅を購入し、瑕疵が存在した場合、損害賠償請求や瑕疵修補請求は出来ますが、契約解除は出来ません。土地工作物の請負では契約解除は出来ないことになっています。

品確法が適用される場合

 新築住宅の売買契約、請負契約では品確法が適用されます。品確法が適用されて瑕疵が存在した場合、損害賠償請求や瑕疵修補請求、契約解除が出来ます。

催告とは

催告の定義

 催告とは、制限行為能力者と取引した相手方が、法定代理人或いは本人に対して、一か月以上の期間を定めて、追認するか否かの確答を求めることです。

催告して確答がない場合の効果

 催告する相手によって確答が無い場合の効果が異なります。

 未成年者或いは成年被後見人の法定代理人に対して、催告し確答が無い場合、追認したものとみなされます。理由は、取り消そうと思えば取り消せるのに放置した場合は、消極的であっても未成年者或いは成年被後見人の行為を認めることになるからです。

 無権代理が行われた場合の、本人に対して、催告し確答が無い場合、追認拒絶とみなされます。理由は、無権代理人の行為は、原則として本人に対して効力を有しないからです。

催告に関する間違い事例

 間違い事例として、未成年者或いは成年被後見人の法定代理人のケースが追認とみなされたので、そのことが頭に残っていて、無権代理をされた本人のケースも追認としてしまうことがありました。

インプットに時間を掛け過ぎないこと

インプットに時間を掛け過ぎると挫折し易い

 資格試験の学習において知識のインプットに時間を掛け過ぎると、学習期間の途中で挫折したり失敗したりする可能性が高くなります。学習の初期段階では、基本書によるインプットは概要をつかむ程度に流し、速やかに過去問に取り組む方が効率的に学習出来ます。ある程度のスピード感を持って学習する方が合格する可能性が高まります。

 一般的に資格試験の学習と言うと、まず基本書や教科書の通読から始める方が多いと思います。これは義務教育を受けた時の習慣の名残りかも知れません。私達はどうも、教科書を読んで十分に理解してからでないと問題集に取り掛かってはならない、という呪縛にとらわれているように思います。

 資格試験に失敗する主な要因の一は、様々な理由で学習を途中で止めてしまうことです。学習が続かない理由は、飽きたり、興味が薄れたり、意欲を無くしたりすることが考えられます。途中で飽きてしまう理由は、分厚い基本書を通読する学習方法が単調だからです。また、挫折する理由は、基本書を通読することにかなりの時間を要する割に、思ったほど理解が進まないからです。

 資格試験に慣れていない方は、まず基本書を通読して十分に理解することが先決であると考えがちです。基本書を十分に理解しようとする姿勢自体は正しいのですが、インプット偏重主義が効率的な学習を阻害しています。

分厚い基本書を通読する弊害

 分厚い基本書を通読する学習方法には以下の弊害があります。

基本書を通読すること自体にかなりの時間を要する。
基本書の中盤以降を読む頃には始めの方の内容を忘れている。
基本書を読むだけでは理解が進んだかどうかが分からない。
基本書を読むのに飽きてしまい、途中で挫折する要因となる。

 マンション管理士の試験範囲は、民法、区分所有法、マンション管理適正化法などの法律分野、税務、仕訳などの会計分野、建築設備、建物知識などの建築分野というように、広範囲に渡っています。基本書のページ数は試験範囲の広さに比例して多くなり、分厚いものになっています。

過去問から重要論点を知る

 基本書を暗記しようとしたり、完全に理解しようとしたりして通読しても、そんなに頭に入るものではありません。それよりも過去問を解いて重要な論点が何であるかを知る方が先決です。論点が分かれば対応策が立てられます。基本書は、過去問の正解や解説を読んでも理解しにくい場合や、疑問点を解決する為に、必要に応じて部分的に読む方が効率良く学習出来ます。

 学習の初期段階では、基本書の内容の中でどこが重要でどこがあまり重要でないとか、どこがよく出題されてどこがあまり出題されない、などということは分かりません。その為、基本書の通読に時間を掛けても、思ったほど効果が出ません。基本書の通読は、大体どんなことが書かれているか概要をつかむ程度に流して、すぐに過去問学習に入ることが効率的に学習するポイントです。

マンション管理士とは

マンション管理士の定義

 マンション管理士とは、管理組合の管理者や区分所有者等から相談を受け、管理組合の運営や管理会社との調整など、マンションの管理全般について、助言や指導或いは援助などを行う、マンション管理のコンサルタントです。

 マンション管理士は国家資格であり、国の公証を受けた人だけがその名称を使用出来るという、名称独占資格です。

マンション管理士の要件

 マンション管理士となるには以下の要件を満たすことが必要です。

マンション管理士試験に合格すること。
欠格事由に該当しないこと。
国土交通省の名簿に登録されること。